“遺書”
を書き残していた。
この遺書は後に機種変更したときに消したのだが、
まだ内容ははっきり覚えている。
“実名”やら家族関係における人たちの事やら…とにかく詰めに詰め込んだ。
ひとりひとりに対してのもはや“怨み”を全て吐き出した。
生々しかった。
幼い頃からずっと苦しかったこと。
見て見ぬ振りをされてきたこと。
今はさ?
消しておいて良かったと…思いたい…。
正直、消したことが「もったいなかった」
とかそう言う“汚い自分”はまだいるけれど…
でも、この頃よりは多少拭われたところもあると信じたい…。
昼間の光の加減によっては眉間まで傷跡が目立つ。